SoundSetVolume

サウンドデバイスの音量設定を変更します。

SoundSetVolume NewSetting , Component, Device

パラメータ

NewSetting

型:文字列整数または浮動小数点数

-100から100までのパーセンテージを表す数字を含む文字列です。数値がプラス記号またはマイナス記号で始まる場合、現在の設定は指示された量だけ上下に調整されます。そうでない場合は、NewSettingで示されたレベルに明示的に設定されます。

パーセントを表す数字がマイナス記号で始まるか符号がないときは、引用符で囲む必要はありません。

Component

型:文字列または整数

空白または省略したときは、マスター音量を設定します。そうでないときは、1"Line in"のようにコンポーネントの表示名とインデックスのいずれかを指定するか、"Line in:2"のようにその両方を指定します。

詳しくは「Component(Sound関数)」をご覧ください。

Device

型:文字列または整数

空白または省略したときは、初期値はシステムのデフォルトの再生デバイス(必ずしもデバイス1である必要はありません)になります。そうでないときは、1"Speakers""Speakers (Example HD Audio)"のようにコンポーネントの表示名とインデックスのいずれかを指定するか、"Speakers:2"のようにその両方を指定します。

詳しくはDevice(Sound関数)をご覧ください。

エラー処理

デバイスまたはコンポーネントが見つからないときや、コンポーネントがコントロールをサポートしていないときは、TargetErrorがスローされます。そうでないときは、失敗したときにOSErrorがスローされます。

備考

ボリュームを調整する別の方法として、スクリプトにボリュームコントロールのキーストロークを送信させ、以下の例のようにシステム全体のマスターボリュームを変更する方法があります:

Send "{Volume_Up}"  ; マスター音量を1段階(通常5%)上げます。
Send "{Volume_Down 3}"  ; マスター音量を3段階下げます。

システムにインストールされているサウンドデバイスの機能(名前や使用可能なコンポーネントなど)を調べるには、サウンドカード解析スクリプトを実行します。

SoundSetVolumeは、音量レベルを変更する際、既存のバランスを維持しようとします。

現在の音量設定を取得するには、SoundGetVolumeを使用してください。

Sound関数

マスター音量を50パーセントにします。クオーテーションマークは省略できます。

SoundSetVolume "50"
SoundSetVolume 50

マスター音量を10パーセント上げます。クオーテーションマークは省略できません

SoundSetVolume "+10"

マスター音量を10パーセント下げます。クオーテーションマークは省略できます。

SoundSetVolume "-10"
SoundSetVolume -10

マイクロフォンのレコーディングボリュームを20パーセント上げます。

SoundSetVolume "+20", , "Microphone"