SetDefaultMouseSpeed関数は、Click関数、MouseMove関数、MouseClick関数、MouseClickDrag関数で指定がない場合に使用されるマウスポインターの速度を設定します。
SetDefaultMouseSpeed Speed
型:整数
マウスを動かす速度を0(最速)~100(最遅)の範囲で指定します。スピードを0にすると、マウスが瞬時に動きます。
型:整数
前の設定に戻す機能です。
SetDefaultMouseSpeed関数が使われていないときは、マウスポインターの速度の初期値は2です。
SetDefaultMouseSpeedはSendInput/Playモードでは無視されます。これらはマウスを瞬時に動かします(SendInputがSendEventに戻った場合を除く、また、SetMouseDelayにはSendPlayに適用されるモードがあります)。デモンストレーション用のスクリプトのためなどにマウスを視覚的にゆっくりと動かすには、SendEvent "{Click 100 200}"
またはSendMode "Event"
を使用します(必要に応じてBlockInputと組み合わせてください)。
組込変数A_DefaultMouseSpeedに現在の設定値が格納されます。
MouseClick、MouseMove、MouseClickDragの各関数には、デフォルトのマウススピードを上書きするパラメータがあります。
Speedが0より大きい場合、SetMouseDelayは、マウスが目的地に向かう各増分移動の後に遅延を生成することによって、速度にも影響を与えます。
新しく起動するスレッド(ホットキー、カスタムメニュー項目、時間指定サブルーチンなど)はすべて、この機能のデフォルト設定で新しくスタートします。このデフォルトは、スクリプト起動時にこの関数を使用することで変更することができます。
SetMouseDelay、SendMode、Click、MouseClick、MouseMove、MouseClickDrag、SetWinDelay、SetControlDelay、SetKeyDelay、SetKeyDelay