SetMouseDelay

マウスの移動またはクリックの後に発生する遅延を設定します。

SetMouseDelay Delay , "Play"

パラメータ

Delay

型:整数

ミリ秒単位の時間。全く遅延させないときは-1を指定し、可能な限り最小の遅延を認めるときは0を指定します。ただし、Playパラメータが存在する場合は、0と-1の両方で遅延は発生しません。

Play

型:文字列

空白または省略したときは、遅延は従来のSendEventモードに適用されます。そうでないときは、Playという単語を指定して遅延をSendPlayモードに適用させます。スクリプトがこのパラメータを使用しない場合、SendPlayの遅延は常に-1です。

戻り値

型:整数

前の設定に戻す機能です。

備考

SetMouseDelay関数を使用しないときは、遅延の初期値はは、従来のSendEventモードでは 10、SendPlayモードでは-1です。

SendInputモードを除いて、Click関数、MouseMove関数、MouseClick関数、MouseClickDrag関数によって生成される全てのマウスの動きまたはクリックの後に自動的に短時間の遅延(スリープ)が発生します。これはスクリプトの信頼性を高めるためで、マウスイベントの急増にウィンドウがついていけないことがあるからです。

OSの時間管理システムの粒度の関係で、遅延は10や15の倍数に切り上げられる場合があります。

遅延が0のときは、内部的に Sleep(0) が実行され、スクリプトのタイムスライスの残りを、それを必要とする他のプロセスに提供します。ない場合は、Sleep(0)は全くスリープしない。これに対して、遅延が-1のときは、決してスリープすることはありません。

組込変数A_MouseDelayには、Send/SendEvent モードの現在の設定値が格納されます。A_MouseDelayPlayには、SendPlay モードの現在の設定が含まれます。

新しく起動するスレッドホットキーカスタムメニュー項目時間指定サブルーチンなど)はすべて、この機能のデフォルト設定で新しくスタートします。このデフォルトは、スクリプト起動時にこの関数を使用することで変更することができます。

SetDefaultMouseSpeedClickMouseMoveMouseClickMouseClickDragSendModeSetKeyDelaySetControlDelaySetWinDelay

マウスの移動やクリックのたびに、可能な限り小さな遅延を発生させます。

SetMouseDelay 0